HOTTOYS × INSTINCTOY ARTIST MIX "VENOM"

昨年末にホットトイズ香港本社のご担当者様よりコンタクトを頂け、ホットトイズとINSTINCTOYのコラボレーションのお誘いを頂けました。


当社へご提案頂いたその内容は、ホットトイズさんが版権を保持するマーベル作品等のキャラクターを自由に選んでデザインして欲しいという、まさに夢のようなプロジェクトへのお誘いでした。


僕は迷わず『VENOM』を選択しました。2007年に公開された”スパイダーマン3”の映画を観た時、スパイダーマンに忍び寄る黒い液体を見た瞬間のインスピレーションは今でも鮮明に覚えてます。自社で手掛けた初のオリジナルキャラクターは、この映像を見た瞬間に閃き、謎の液体侵食生命体『LIQUID(リキッド)』が誕生する切っ掛けとなりました。VENOMは元々大好きなキャラクターでしたが、そういった意味では僕の中では特別思い入れも深いキャラクターなんです。

一概にコラボレーションといっても様々なデザインがあると思いますが、ホットトイズさんのアーティストMIXシリーズにおいて、僕が出した答えは"怪獣ソフビ"と”VENOM”のコラボレーションの形でした。


僕自身、19歳頃からソフビのコレクション収集を初め今年でコレクター歴19年目となりますが、これ迄様々なソフビフィギュアをコレクションしてきました。スタチューやアメトイVENOMのフィギュアは沢山ありますが、残念ながら僕はまだ本当に魅力を感じる”ソフビ”のVENOMには出会えておりません。


そこで今回、ホットトイズさんからこの様な素晴らしい機会を頂けましたので、『ソフビコレクターでありながらVENOMのファンの僕自身が心底欲しいVENOMのソフビフィギュア』をコンセプトに製作に取り掛からせて頂きました。

INSTINCTOYが手掛ける怪獣ソフビの中で、アメリカ人アーティストのJAMES GROMAN氏とのコラボレーションにより展開中の『KING KORPSE』と『怪獣キラー』のシリーズがあります。どちらの作品も全高34cmのサイズ感を基準とし、独自で考案した”人型の怪獣ソフビとして魅力的なデザインフォーマット”に添って作り上げております。

こちらのシリーズは当社のオリジナルソフビ作品の中でも特に人気の高いシリーズで、世界中のソフビコレクターの方々からも非常に高い支持を頂いております。そこで、KING KORPSEや怪獣キラーと同じコレクションラインのVENOMを作りたいと考えました。


今回のプロジェクトは、企画、デザイン、3D原型の製作はINSTINCTOYが手掛けさせて頂き、生産はホットトイズさんが担当致します。


企画立案からデザイン図が完成し、無事に版元であるマーベルの審査が通過。3D原型も着々と進行し納期内に完成。今年5月にはスタッフと共に香港へ向かい、ホットトイズさんのヘッドオフィスにてCEOのホワード・チャンさんと直接お会いし、今回のプロジェクトについに密なミーティングを行いました。沢山の魅力的なホットトイズ社の製品に囲まれたオフィスで大変有意義な時間を過ごさせて頂きました。

個人的にもホットトイズさんは昔から大ファンで、1/6スケールフィギュアはスターウォーズを中心に多数保有しております。クオリティーの高さにはいつも驚かされ、また、当社もいちメーカーとして常に刺激を受けて来ました。そんな、ホットトイズさんがどんな"ソフビ"に仕上げてくれるのかは楽しみで仕方ありませんでした。

完成した3D原型を元に、製品に対しこだわって製作頂きたいポイントを細かくお伝えし、8月にプロトタイプサンプルが完成致しました。

完成したサンプルは、僕が正にデザイン当初から頭の中に思い描いていた理想形のVENOMそのままでした。素晴らしい仕上がりに感動です。

VENOMは一見シンプルなキャラクターですが、情報量が最も多い頭部の造形には特にこだわり、ホットトイズさんにも最高品質の仕上がりを求めるべく、頭部の造形を細かく細分化しました。目の表現には特にこだわって製作頂き、別パーツで製作した両目は半透明の乳白色成形のパーツをベースに、VENOM独特の彩色表現によりリアリティーを追求して頂きました。

1st colorは極力VENOMのオリジナルカラーのイメージに近い配色を理想としつつも、単純かつシンプルな色味に仕上がらない様配慮し、全身に広がる血管の造形をカラーの印象を壊さない様、絶妙な配色で彩色表現頂きました。

また、今回アーティストMIXシリーズという事で、デザイナーズトイとしての遊び心もカラーに加え、ボディーの塗装は偏光塗料を使用頂いております。光の角度で、漆黒のブラックが美しい虹色に変化致します。偏光塗料はあくまでアクセントカラーとして、鮮やか過ぎない絶妙な加減がポイントです。

サイズ感と、ボディーのプロポーションにもこだわりました。

もともと個人的に、『リアルでクオリティーの高いVENOMのソフビフィギュアが欲しい!』という欲求がありましたが、映画版の様な精巧かつ完璧なリアリティーをとことん追求したVENOMのフィギュアは、ホットトイズさんのムービー・マスターピースからいつかリリースされる事をファンの一人として期待し、今回のアーティストMIXシリーズでは”ソフビフィギュアとしてのVENOMの魅力"を追求する形で、”リアリティー”と絶妙な”デフォルメ感”のバランスを課題としデザインしました。

"VENOM" × "怪獣ソフビ” の魅力をどう表現するかがデザインかつ造形のポイントとなりましたが、オリジナルのVENOMそのものの印象を第一に考え、その中でも怪獣ソフビ独特のリアル過ぎないデフォルメ感を演出致しました。

完璧なオリジナルデザインのVENOMをお求めの方には、このソフビフィギュアとしての魅力を追求したボディーバランスのVENOMには”賛否両論”がある事を覚悟しておりますが、ソフビ好きの人にはきっと、ど真ん中に響くデザインであると確信しデザインしました!

8月16〜18日の日程で、中国(北京)で開催されたBTS(北京トイショー)にて、ホットトイズさんとINSTINCTOYのブースでは両社で試作品サンプルを展示する形で、現物の初お披露目となりました。

INSTINCTOYブースでは、あえて当社で展開するオリジナル怪獣ソフビシリーズと同列に展示配置し、シリーズの一因としての魅力をアピールさせて頂きました。

因みに、隣に展示してありましたVENOM頭部(口閉じver.)は、裏面がマグネット構造になっており簡単に頭部の交換が可能な仕様になっております。

当社で展開中の怪獣ソフビ『KING KORPSE(画像中央下)』、『怪獣キラー(画像左下)』、そして、来年発売を予定しております最新作の『ミガミクサウルス<3D原型>(画像左上)』はどれも30cmを超える大迫力のソフビ作品となりますが、VENOMも全く引けを取らない存在感抜群の印象です!

因みに、今回のVENOM作品の全高は34cmとなります!

175cmの僕が持ってもこの通り、ボリューム満点の作品です。

現地では現物サンプルをご覧のお客様から発売や仕様に関する大変多くのご質問を頂き、撮影頂ける方も非常に多く、大変ご好評を頂く事が出来ました。

ホットトイズさんのブースでは、数量限定特別先行予約が開始されました。数量を3日間に分けて受付をされたという事でしたが、初日分はお昼過ぎには予約満了となり、2日目以降はレジシステムのトラブルにより受付が出来ない時間帯もあったようですが、3日間を通して連日大変ご好評を頂けたと現地でご報告を受け一安心しました。


<朗報>となりますが、BTS(北京)での展示公開に続き、日本でも一足先にホットトイズ東京フラッグシップ・ストア『トイサピエンス』にて、9月6日よりサンプルの展示公開が決定です!

ホットトイズさんからは、サンプルを撮影頂いた魅力的な写真を多数戴いておりますが、現物の魅力はそれ以上です!是非とも、トイサピエンスさんの店頭にて実物の魅力をご確認ください。


【住所】 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-30-12 Gビル 1F

【アクセス】

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【電話番号】 03-5474-3466

【営業時間】 11:00〜19:00

※イベント開催時は最終入店時間を設定している場合がございます。

【定休日】 年中無休(年末年始を除く)

【メール】 info@toysapiens.jp


また、同じくホットトイズジャパンさんより9月10日(火)AM11:00〜予約受付が開始されます。日本国内では同社『トイサピエンス限定』での受付となりますのでお願い致します。

【アーティストMIX】『マーベル・コミック80周年』インスティンクトイ x ヴェノム

発売価格:¥45,000(税込)/発売時期:2020年1月予定

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http://www.toysapiens.jp/item/200019373000.html


サンプル写真をもっとご覧たい方は以下に添付のギャラリー写真をご堪能ください!

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